「ATNDチェックイン」開発裏話
さて、今朝Appleの審査が通って公開された拙作「ATNDチェックイン」。こちらの開発裏話などを書いておきたいと思います。
作ろうと思ったとき
昨年のXP祭り2011が終わって、Lingrでふりかえりをやっていた際に@kawagutiさんが「来年は技術の進歩で、iPadで効率的に受付できるシステムが作られるはずです。(DevLOVEの人が作る)」と書き込んでいたのを見て「俺が作ろう!」とずっと心に秘めていました。
その後、昨年10月ごろからiPhoneアプリ開発をObjective-Cで行っていました。参考書も2冊ほど購入し写経をして「そろそろ書けるかな?」と思って、自分でコードを書き始めたのですが、DBへデータを流すところでどう書けばいいのかわからなくなり挫折。たった数時間でorzとなりました。
それからTItanium Mobileの勉強に手をつけはじめました。昨年12月下旬。「DevLOVE Pub ライトニングトーカーの告白」脱稿後のことであります。
アプリを作り始める
開発に着手したのは今年の1月に入ってからでした。その段階で既にいくつかのアプリの構想がありました。そのなかで今回の「ATNDチェックイン」を開発の対象に選んだ理由は「一番簡単に作れるだろうから」「その後の構想を実現するための練習として」というものです。
今回はGitHubにてソースを公開しています。 dproject21/ATNDCheckin · GitHub
こちらのソースを見ていただくと分かるのですが大したことは全然していません。Gihyo.jpでTitanium Mobileの記事が掲載されていますが( Titanium Mobileで作る! iPhone/Androidアプリ:連載|gihyo.jp … 技術評論社 )、こちらの第1回〜第9回のコードの大半をATND API用に置き換えたようなものです。機能の実装は2日程度で終わってしまいました。
アプリを手直ししていく
ちょうど機能の実装を終えたあたりから本業が忙しくなり、開発に取れる時間がなかなか取れずにいました。手直しを始めたのは2月に入ってから。
iPhoneアプリ設計の極意 ―思わずタップしたくなるアプリのデザイン
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最後の仕上げは横浜へなちょこiOS勉強会さんのもくもく会時間を使って行いました。ここでスプラッシュまでが完成。家に帰ってからアイコンを作り完成となりました。出来上がったのは2/18。着手から一ヶ月ちょっと、所用時間20時間程度でした。
その翌日Appleに申請を行い、本日審査通過。公開となりました。
作ってみてわかったこと
「Titanium楽すぎる!」の一言につきます。Objective-Cの難解さに比べると圧倒的に楽です。ちょっとしたツールならば1日あれば作れてしまいます。
また、一つアプリを作ったことで派生アイデアがいくつか浮かんできました。初めてLTを経験したときと一緒で、体験すると敷居が下がるんだなぁと感じました。