DevLove HangerTalks に行ってきた。
DevLove HangerTalksに行ってきました。
今日はRuby界隈でおなじみのこしばとしあきさんと、UX系コミュニティhcdvalue立ち上げメンバーのちゃちゃきさんのお話です。
※二人ともDevLove運営チームです。
こしばさんのお話「あきらめが人を殺す」
こしばさんから昔のことをちょこちょこ聞いてはいたのですが、こうやって聞くと「やっぱり苦労されてきたんだなぁ」というのが初めの感想。デスマでドクターストップとかもうね。。。
それがいまではRubyでExcelでScrumでサービサーでと、すごい人になっているんですよね。
こしばさんがなぜそこまでの人になれたか。それはやはりソフトウェア開発が好きで、どんなことも芸の肥やしにしようと取り組んできたからなのかなと。
あと、自分はこうなりたい、こういうことをしていきたいというビジョンを持たれていて、それを実現するために動いてきたというのもあるのでしょう。
さらに、ソフトウェア開発を通して得た知見を、日常のさまざまな場面で活用されている点もすごいし、アナログな道具への愛もあるし。
中でも一番心に残ったのは、かくたにさんの言葉を引かれたところで、「LTやって失うものは何もない。全部自分の肥やしになる。失敗してもいいんだよ。」というところでした。
「何もしないことが失敗」という言葉もあるように(島田紳助だっけ?)、恐れず挑戦するなかにこそ、成長のカギはあるんだよな。
ちゃちゃきさんのお話「見えないコトを見ること 一人じゃ見えないもの」
ちゃちゃきさんも、人生の大きなイベントを短期間でやってしまうなど、すごい経験されたんだなぁと。そのなかで、いろいろ迷い・悩みが出てきてその答えを求めて勉強会に来たのがすべての始まり。
DevLove DluidというUX系の勉強会がきっかけになってUXに目覚め、産技大の人間中心デザインの講座を受講。修了後はhcdvalueを立ち上げ。その過程の中で、当初抱いていた迷いにも答えが見つかり、いまはHCDの求道者として活動している。というのが、あらまし。
もともと、誰かのためにソフトウェアを作りたかったのだけど、いつのまにかそれを忘れてしまっていた。UXに対する学びを通して、そこを思い出すことが出来たという点が一番心惹かれました。
以前、変わらぬ思いってタイトルでブログを書きましたが、やっぱり「自分がなぜこの仕事をしているのか。」ってことは忘れてはいけないなと。
ふりかえり「困難な状況に直面したとき、どうやって乗り越えるか」
ダイアログ後の各テーブルの発表をまとめてみたのですが、大きく分けて6種類の対応方法があるという感じになってます。
どれも、「そうそう!そうだよね」という感じであり、お互いに関連しあっていて面白いなぁと感じました。
「いったんあきらめる」なんかはアプレンティスシップ・パターンで出てきた「得意分野へ撤退する」に通じる部分があるなぁとも思ったり。
アプレンティスシップ・パターン ―徒弟制度に学ぶ熟練技術者の技と心得 (THEORY/IN/PRACTICE)
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まとめ
こしばさんもちゃちゃきさんも黒歴史を持っていて、それを乗り越えたからこそ今のお二人がいるんだろうなぁと思います。こしばさんが「希望が無くなったら、死んでしまう。」「希望があるからこそ、生きていける」とおっしゃっていましたが、どんな状況にあってもあきらめることなく希望を持って恐れず進んでいけば、道は開けるのでしょう。
僕が前の会社を辞めたのは、希望を無くしてしまったからなのですが、それでもなお「若さ」と「頑張って学んできた」という希望と自信があったからこそ、いまもIT業界で生きていられているんだよなと思います。
なので、僕もこしばさんと同じように「希望を持ち続けよう!」と訴えて、この項を閉じようと思います。