Create a new world

きっと誰もが新しい世界を作り続けているんだよ。

VSUGアーキテクトアカデミー オブジェクト指向設計の原則


平鍋さんの講演内容に続いて、小井土さんの講演内容を書いてみる。


・設計というのは、問題に対する最適解を導く作業ですよ。その解は設計する人それぞれだし、去年の自分と今の自分でも変わってくるよ。

・設計の目的とはなんでしょう?皆さん考えてみてください。
→コミュニケーション・実装可能性・再利用・保守性・変更性・コスト見積もり・明確化・テスタビリティ・リスクヘッジ

・設計の原則→モジュール分割・結合度を低くするetc

アーキテクチャと品質
イベント駆動のサービスとバッチ処理的なサービスでは、品質基準が違います
イベント駆動・・・要求時にサービスを提供する。タクシーとか。要求のあった時のみサービスを提供することで、コストを減らせます。
バッチ処理・・・決められた計画に則ってサービスを提供する。電車やバス。まとめてサービスを提供することで、コストを減らせます。

・ソフトウェアアーキテクチャとは
提供するソフトウェアの構造と、その構造を作る上での原則です。
品質特性(=非機能要求)を強制する構造を構築します。
品質特性には、パフォーマンスや安全性・信頼性・可用性などがあります。


といったところでタイムアップ。ディスカッション多めにやって、人数多かったので、90分では全く足らずということでした。

個人的には、設計の目的という点で、こんなにいろんな観点があるんだなということを感じました。
でも、これって全部リスクヘッジに繋がるな。ということを、来られてたIBM榊原さんの発言(でしたよね?)を聞いて思いました。
あと、アーキテクチャを決めるところで、品質特性もある程度決まってくるというところは重要なのかなと。だからこそ、アーキテクチャ選択の幅を広げることが重要なのでは?というところで、前回のアーキテクトアカデミーの榊原さんの講演に繋がってくるのかなと。

(2010.12.13 マインドマップを清書して差し替え)