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VSUGアーキテクトアカデミー アーキテクチャ、ソフトウェア工学、そしてアジャイル

日本工学院会場にして行われたVSUGアーキテクトアカデミーに参加してきました。
講演内容をマインドマップ化してみましたので、公開します。

講演の内容をかいつまんで書くと、
・Dear Mr. Architectの詩を取り上げて、ソフトウェア開発と建築って違うよね。なんでソフトウェア開発って難しいんだろうってことを、その詩の中や経験から取り上げて、みんなでまとめてみました。

・「銀の弾丸などない」からDear Mr. Architectで面白おかしく示されたソフト開発の難しさを、確認。

・平鍋さんのオレオレアーキテクチャ論(?)
現実に起こってる問題とその解を考えるのって簡単じゃないよね。直接導くのではなく、分析・設計・実装を通して解を導こうよ。そのためにモデル化やろうよ。
ウォーターフォールアジャイルだと、この分析のやり方って違うよね。
ウォーターフォールは全部のスコープを順次やる。作業量を見積もりやすかったり、曖昧さがないハズ。
アジャイルは、全部の解かなくても、重要な部分からやっていけばいいよ。そうすれば、早い段階で解のチェックが出来るよね。
アーキテクチャというのは、この問題に対する設計モデルの輪郭を決める作業。ウォーターフォールはしっかり分析・定義出来るけど、アジャイルではそうもいかない。ちゃんと出来るか不安だったり。
そこで、開発の一番最初に、アーキテクチャを決めるイテレーションを設けよう!でも、そこで細かく定義するのはダメだよ。

というような内容でした。

個人的に興味深かった点は、Dear Mr.Architectの件とアーキテクチャ論の件。
Dear Mr.Architectの件では、ソフトウェア開発の難しさを「そうそう!そうなんだよ!」と面白く確認させていただいたなと。建築の文脈でソフトウェア開発を考えると、無理!と思ってしまう。でも、それが出来るのは、やっぱり建築とソフトウェア開発は別物なのだと。
アーキテクチャ論ではモデル化の意義というのを教えていただいたという感じです。分析も設計も実装も、すべて現実の問題を解決するためのアプローチで、その結果として得られるものがどの象限にいるかというのは、目からウロコものでした。

(追記:12.13 マインドマップを清書して差し替え。図は平鍋さんのブログ、SlideShareから頂きました。)